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相手が勝手に好意を持つ方法!!

 

 質問です。あなたは初対面の人と話しているうちに「なんだか気が合うなぁ」と思ったことはありませんか。それにはちゃんとした理由があるのです。

 

 フィーリングが合うという言葉があります。具体的に言うと、話すテンポであったり、ブレス位置とあいづちのタイミングであったり、行動や仕草などが近く似ていいたりを無意識のうちに感じ取っている状態です。

 

 心理学用語の「ラポール」という言葉があります。意味は「共感」や「信頼関係」です。

 

 人間の本能には、似たような行動を取る相手に対して無意識に親近感を覚えます。つまり、相手のクセや動きを意識的にまねることでラポールを作り出せるということです。

 

 ラポールを意識的に作り出すことを「マッチング」と言います。その一つに「ミラーリング」というテクニックがあり、相手の行動を鏡に映った像のように対称に真似る技です。これを使えば相手は無意識に自分に好感を持つようになります。ここで注意があり、相手に「真似をしている」と気付かれてしまうと効果が半減します。

 

 相手が好意を持っているかを確かめる方法があります。自分が先に何かをしたとき、相手が無意識に真似ていれば成功です。相手は自分に対して知らず知らずのうちに好感度を上げているのです。よく親子や恋人はクセや趣味嗜好が似てくるというのも自然とラポールが形成されているからです。

 

 ここで、人によっては自分で考えて、自分自身の判断で行動しているのでそのような小さなことには影響されていないと思うでしょう。しかし実は、そうではありません。五感を通じて日々入ってくる情報は膨大で、それらすべてに対してじっくり検討して結論を出すことは現実的には不可能なのです。実際のところ、人の行動や感情のかなりの部分は無意識下の情報処理によって決定されています。

 

 有名な「サブリミナル効果」は映像のなかに一瞬だけ普通に見ていると認識できないようなスピードで違う画像などを交ぜておくと、それが潜在意識にインプットされるという効果です。しかしこれはマイナスのイメージを植え付けるのにしか作用しません。

 

 それに対して「スプラリミナル効果」があります。対象者はその事実をしっかり認識しているが、記憶にはとどめていない。しかしそれは強制力を持ち、対象者に非常に大きな影響力を与えます。

 

 例えば、仕事中にテレビでラーメンの特集がやっていたとします。仕事中の人がふと顔を上げたとき、「あぁ、ラーメンか」と思うでしょう。そのあと仕事に戻り、ラーメンのことも忘れてします。しかし仕事が終わり、「お腹が空いて何を食べようか」と思ったとき、なんとなくラーメンが食べたくなるのです。これがスプラリミナル効果です。

 

 マッチングは、このスプラリミナル効果が働いてます。目の前の人間が自分と同じ行動を取っているのには気づかなくても相手の目には入っているのです。

 

 他にも相手の無意識に働きかけるマッチングがあります。言葉や思考表現、小道具などが使えます。例えば、言葉は相手の言ったことを復唱し肯定することでプラスの印象が強くなります。道具もお互いに同じものを持っているとなぜか盛り上がりますよね。

 

 好意をもってほしい相手がいるなら、細かいところでのマッチングを使うことで相手が自然とこちらのことを気にかけてくれるようになります。マッチングは無意識に働きかけるものなので失敗することなしに成功をつかめるテクニックです。使わないと損だと思いますよ。

 

 この内容がもっと深く具体的に書かれているのが、以下の本です。 

DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの心理法則 (中経の文庫)

DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの心理法則 (中経の文庫)