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観察からわかる心の動き

 

 人は普段、無意識にさまざまな表情や仕草をします。本人はなんの意味もなくやっているでしょう。しかし実際は、人は自分が思っている以上に表情や仕草に感情を表出させています。そこから得られる情報はとても莫大なため、これを活かさないのは損です。

 

 相手の心理を把握し思うままにコントロールするためには、得た情報を「無意識」ではなく、「意識」の中に入れる必要があります。ここで重要なのが「観察」。

 

 「観察」は相手を見て、その表情や体に表れる変化を読むことから始めます。目線や唇の動き、姿勢、ちょっとした仕草など、あらゆる面から相手の情報を得ることが必要です。

 

 観察する対象は少なくありません。それらを全部見るのは不可能ですので、ここでの観察するポイントは相手の心情が表れやすい部分に絞って注目することです。

 

 まず最初に、顔の中で最も表情が出やすく心理を読み取りやすいのが目と口。

 

 口元は目のように頻繁に動くことがない分、特に観察しやすく気持ちが読みやすい。実際に初対面の人と仲の良い友人の口元を観察すると、初対面の人は一様に口を閉じ、仲の良い友人は軽く口が開いている時間が長いでしょう。このことからわかるのは、口元を固く閉ざすのは緊張しているということです。口元がすこし開くようになれば相手はあなたに対して警戒を解きつつあるというサインになります。

 

 次に目です。人は、表情は繕えても目線ではウソをつけない生き物です。目線の動きであなたに対してどれくらい関心があるかを知ることができます。相手が関心を持っている場合、自分の頭や胸元、手元、服など上下に動きますし、関心を持っていない場合、外の風景や背後の人物など左右あちこちに動きます。

 

 表情だけでなく、姿勢や動作でも相手の心理を読めます。

 

 人は本能的に好きなもの対しては体を向け、拒否するときは体を背けるものです。自分が話をしている場合、相手が話に興味があれば体を前に乗り出してくるし、興味がなければ後ろの背もたれに体を預けます。

 

 人は自分を安心させるために「セルフタッチ」という自己動作をします。「セルフタッチ」には緊張とリラックスの2種類があり、不安になったときはセルフタッチで気持ちを落ち着かせようとし、リラックスしているときは安心している結果として反応に表れます。緊張状態の時、特に、体のあちこち触る傾向にあります。これを見たら、緊張しているとわかります。

 

 他にも人には「3種類の笑顔」があったり、腕組みのタイミングによる意味の違いがあったりします。これらのことや実際の例がのっているのが『誰とでも心を通わせることができる7つの心理法則』という本です。

 

DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの心理法則 (中経の文庫)

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